科目別の講評

問題傾向・形式・難易度・対策方法などを総合的に講評します。

1日目
  • 求められるのはコミュニケーション英語

    第2問[C]の新傾向の語法問題など、コミュニケーション重視の方針に合致した出題が目立った。
    設問自体は基本的な語法・文法を問う問題で構成されており、求められている知識は例年と大差ないが、「コミュニケーション重視」という方向性は見えてきている。
    英語を運用するための最低限の知識やアタマの使い方を測る上では、新しい時代の英語試験と捉えることもできるだろう。

    多少の形式変化はあるが問われる能力は例年通り

    今年は第2問で出題形式の変化と第3問[A]の出題が昨年までの第2問の短文会話が移動。
    また第3問[A]が第5問、第6問の長文の中で未知語の類推という形での変化があった。
    難易度的には全体としては昨年並みとはいえるだろうが、第2問[A]の文法は昨年に引き続き、語法よりも「文法」重視の出題が続いた。
    文型、接続詞、関係詞など高等学校で扱う基本的な文法ではあるが、あいまいな学習をしていると「根拠を持って解答する」ことは難しかっただろう。

    基本的な事項を使いこなせているか

    第2問[C]の新傾向の語法問題は、コミュニケーション重視の方針に合致した出題方法といえるが、内容は別に会話そのものとはあまり関係なく、 単なる語法問題と割り切れる。
    全体としても、かつてのセンター試験で出題された奇問ではなく、基本的な動詞の語法や中学レベルでも習得するthankに関する語法など、 「基本的な学習」ができていれば解答可能な問題が多かった。

    語彙数は増えたが素直な設問が多い

    長文については総語彙数は増えているとはいえ、設問自体はひっかけもほとんどないため、ある程度のコツは必要ではあるが、 「普通に長文を読んで解く」という流れを作れれば問題はない。
    基礎をおろそかにせず、地道に長文を読み、知識を蓄えていった受験生が着実に点数を重ねられた出題と言えるだろう。

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  • 少しゆっくり 親切な問題

    例年通りの出題。また一部音声のスピードが遅くなっている問題もあるため、解きやすかったのではないだろうか。

    とにかく英語の音声に慣れることが大事

    センターリスニング対策としては普段から毎日英語の音声に触れ、センターの形式で練習するしかない。
    現2年生は今日からでも毎日何らかの形、単語集や教科書のCDでもよいので「音声を通じた学習」をするべきである。

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  • 「なぜこのような表現を筆者はしたのか?」

    現代文は「長文+長い選択肢」の傾向は従来通りである。内容や設問も難化とはいえないが、評論はかなり現代的な問題が出題されているところは新しいといえる。
    また設問の中で、「表現」に関する問題が評論、小説ともに出題されたが、これは現在の指導要領や言語教育の国際化を意識した問いといえる。
    単に字面やロジックだけではなく、「なぜそのような表現を筆者はしたのか」という読みがこれからの大学生に求められていることが伺える。

    古文・漢文は取り組みやすい問題

    古典は、例年より解きやすかったのではないか。源氏物語のような難解なものではなく、擬古物語というジャンルを考えてもきちんと古文文法や単語を勉強し、 センターのトレーニングをしておけば得点できると思われる。
    漢文も一時期の得点しにくい本文や設問は消え、教科書レベルでの基本的な知識をベースに解答すればそこまで大幅に失点することは無いと思われる。

    現代文の対策がカギ

    今回は現代文の問題に特徴が見られた。
    指導要領や言語教育の国際化を視野に入れた点、また大学以降の学びに直結するような能力を見る設問構成から考えても、今後は現代文の対策がかなり重要になってくる試験に変化しつつあると言えよう。

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  • 近現代からの出題が激増し、世界史A本来の趣旨が反映された。

    問題量・出題形式ともにほぼ例年通り

    問題量は、大問3、設問数33と例年通り。出題形式は、地図問題が昨年から1問減り、その代わり2006年以来となるグラフ問題が入ったのが目新しいところだ。

    近現代の世界の諸地域から出題

    出題内容は近現代(戦後史)に大きな比重が割かれ、15世紀以前の設問が半減した。 これは世界史Aの本来の趣旨に立ち戻った出題傾向といえる。
    その分近現代についてはかなり細かい内容まで問われている部分もあり、難易度は決して低くはなかった。
    出題地域は欧米を中心に、アフリカ、ラテンアメリカ、オセアニアなどにも及び、世界の諸地域に対する目線が求められた。 また民族対立や宗教問題、パレスチナ問題などの時事にもふれられ、現代の諸問題につなげる出題意図がみえた。

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  • 幅広い時代・地域の基礎知識を縦断的に出題

    問題量は例年なみで、大問4、設問数は各大問につき9の計36。出題形式は昨年激増した語句選択問題や空所補充問題が減り、代わりに正誤判定問題が一昨年 のレベルまで増加した。難易度は例年並みだが、昨年と比べるとやや難化。出題内容は、政治史、文化史、社会経済史とバランスのとれたもので、時代とし ては前近代からの問題が増加、戦後からの問題が減少した。
    地域別では東アジアに関する問題が多かったほか、アフリカや欧米など幅広いエリアに及ぶ問題も出された。また全体的に時代をまたがっ た選択肢が多く、幅広い時代・地域の基礎知識が試される出題内容であった。

    新課程をにらみ、日本史との連携知識も

    第3問、第4問は新課程を意識したと思われる日本史に関連する出題であった。日本地図や日本の図版が使われ、日本をあまり視野に入れていなかった向きには恐怖感を与えたかもしれないが、 求められる解答はそれほど深く日本史につっこんだものではなかった。

    難問はあるが過去問研究で対策可能

    近世ヨーロッパ文化史やインド史からはやや難易度の高い問題が出題されたが、   これらには類似した過去問があるため、過去問研究の成果が試されたものといえる。 過去問をただ解くだけでなく、復習や周辺知識をおさえるといった丁寧な学習をした受験生は好成績を残せたのではないだろうか。

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  • 問題量・出題形式は例年通り、難易度はやや上昇

    問題量は大問6、設問数34と例年通り。近年増加傾向にあった表やグラフを用いた問題がさらに数を増やし、そこには初見史料を読み解く難問も含まれた。

    経済社会史の得手・不得手が得点に響いたか

    出題範囲は幕末期から1970年代以前まで。 出題内容では経済社会史のボリュームが突出して多かったため、この分野の得手・不得手が得点に大きく影響したとみられる。 今年のこの傾向は、新課程の教科書において高度経済成長期の扱いが増えていることが関係しているとみられ、それを見越して対策ができた受験生は賢い。 また、人口問題や近代の作家林芙美子に関する問題からは、時事問題と歴史とを関連づけて物事を考えさせるような出題意図がみえる。

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  • 世界とのつながりを意識させる問題に

    時代・分野ともに幅広い出題。近世史、外交史に重点がおかれ、世界とのつながりを意識させる問題も目立った。
    最も比重をおかれたのは近世史で、なかでも昨年少なかった外交史からの出題が目立った。 また、第1問のテーマ史は日本人と外国人の往来に関する問題で、全体的に日本と世界との関わりを考えさせる出題意図がみえた。

    社会経済史、人物史からの出題

    問題量は例年なみで、大問6、設問数36。出題形式に大きな変化はなかった。
    難易度は例年なみ。社会経済史からの出題が比較的多かったため得意・不得意で明暗が分かれたかもしれない。
    昨年から2年連続となった原始時代をはじめとして時代・分野ともに例年通り幅広くまんべんなく出題されたが、戦後史は減少した。 昨年に続き、人物史を主軸とした問題が設定され、今年は林芙美子が題材となったために近代の文化史が多くなったが、その分前近代の文化史は減少し、 全体として文化史のボリュームは微減となった。

    資料問題は減少、ただし内容は高度に

    写真やグラフ、図版、地図などの資料を使った問題は減少したものの、それぞれの資料を深く読み込み理解する能力が求められる出題で、 近年の流れに則しているといえる。過去問と類似したテーマや設問もいくつかみられた。

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  • 地理的な考え方を試す標準問題。出題テーマはここ9年定着している。

    問題量は前年なみ、出題形式は多様化

    問題量は、大問5、設問数33と、それまでより増加した前年と同様。ただ、マークの数は2つ減少した。出題形式では、組み合わせ式の設問が半減し、正誤判定問題が1問のみになった。図表・写真の点数はやや増えた。難易度は、小問いくつかを除き平年並みの標準問題がほとんど。

    標準的な知識、地理的な考え方を試す問題構成

    出題内容は現行課程が始まって以来定着している5テーマから。地誌で扱う地域は今年は東アジアであった。知識の暗記だけでなく、地理的な考え方を試す問題が今年も多くみられた。全体的に、教科書程度の標準的な総合知識を問う問題構成であった。

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  • 理解力・考察力を試す問題が増加

    判定の難しい図版や統計資料を使った問題の増加により難易度が上昇。
    今年は全体的に単純な知識だけでなく、地理的な理解力、考察力を試す出題意図が感じられた。

    文章量の増加、そして難度上昇

    問題数は大問6、設問数35で昨年と同じ。ただし問題・選択肢を含む全体の文量が昨年よりさらに増加しており、 文章をすばやく読み迅速に判断する力が求められた。
    出題形式については、選択肢を組み合わせる問題が昨年より4問減少し、表や図などを使った問題が2問増えた。
    この図表の判定問題に難問がいくつかみられ、また短文の正誤判定などにも判断に迷うものがあったため、全体的な難易度は昨年度より上がっている。
    出題分野、大問のテーマ構成ともに前年と大きな違いはみられず、全分野、全地域についてまんべんのない理解が求められた。

    大問1に難問。冷静さを保つことがカギ

    今年の問題構成としては大問1の難易度がもっとも高く、進んでいくうちに取り組みやすい問題になっており、 序盤の難問続きにいかに冷静さを維持できていたかといった心理的な部分によっても得点の伸び方が分かれたことが想像できる。
    難問はとりあえず飛ばして、先の問題に進めた人は精神的に楽だったかもしれない。
    ただいずれにしても、単なる知識だけではなく地理的な考え方が身についていれば、難問にもかなり対応できたはずだ。

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  • 国際分野重視の出題

    形式は例年通りだが、国際経済を中心とした国際分野重視の出題内容は今年ならではの傾向。政治・経済の知識をふまえた理論的思考力が求められた。

    問題量・出題形式ともに例年通り

    問題量は、大問6問、設問数36と例年通り。出題形式もほぼ例年なみだが、4択問題が増加しその分6択、8択問題が減少した。
    空所補充問題の出題はなかった。全体的に例年との大きな変化がなく、過去問演習を積んでおけば余裕をもって解答できる問題構成であった。

    時事問題、国際分野への対応力が得点の伸びを左右

    昨年にくらべて国際分野からの出題が多かったこと、時事問題として取り上げられたパレスチナのオブザーバー 国家資格認定や東京・大阪の証券取引所の合併、リニア中央新幹線の題材に対応できたかどうかで得点の伸びが分かれたと考えられる。

    知識に基づいた理論的思考を問う出題傾向により難易度はやや上昇

    出題内容は各分野からのバランスのとれたものとなっているが、全体的に政治・経済分野における確実な知識や理解の深さが必要とされる問題が多かった。
    また、知識重視の出題意図は近年の流れを踏襲しているものの一歩踏み込んだ理論的事項を問う問題も散見されたため、難易度は昨年よりも若干上がったとみることができる。

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  • メジャーな思想家についての深い理解が必要

    マイナーな思想家や事柄について聞く問題は少なく、重要なテーマについての正確な理解を問う問題が多かった。
    また文章量が全体的に多く、根気よく文章を読んで間違いを見つけることができたかがポイントとなった。

    教科書をよく読んできた人は高得点

    青年期の課題、源流思想、日本思想、西洋思想、ともに標準的な問題で構成されており、難易度は例年並。
    出題形式も去年と変化はなし。
    教科書をよく読み、また過去問演習によって聞かれやすい事項をおさえてきた人には答えやすかっただろう。
    反対に、語句や人名を穴埋め式に覚えてきた人にとっては難しい問題が多かったかもしれない。

    満点は難しいのが倫理という科目

    とはいえ、社会主義に関してなどマイナーな知識を問う問題もいくつかあり、満点を狙う人は 相当教科書を読み込む必要がある。さらっと書いてあるような事柄について 「もしこの辺が出題されたら……」と想像し、対策できる人こそが満点にふさわしいといえよう。

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  • 高得点の狙える標準的な問題

    政治・経済ともに幅広く正確な基礎知識を問う出題。とりたてて難問がみられなかったため、 とりこぼしなく高い正答率を出すことが必要とされた。

    問題量・形式ともに例年通り

    問題量は大問5、設問数36と例年通り。 出題形式では、昨年出題のなかったリード文の穴埋め問題が3題あったのが目新しいところで、その他には大きな変化はなかった。

    幅広く正確な教科書の知識および過去問演習で高得点を得られたはず

    出題分野は政治・経済、国内・国外ともにバランスよく配分され、融合問題を含め全体的にオーソドックスな知識を問う問題が多かったため、教科書を全体的に正確にマスターしていれば高い正答率が得られ難易度は昨年にくらべて易化しているといえる。 図表問題がみられたが、内容は基礎知識があれば対応できるものであった。また、過去問に答えを見つけられる問題も多かった。

    消費税、社会保障給付費、人権保障関連の出題に特徴

    今年ならではの出題としては、消費税の負担についての問題、社会保障給付費の対国民所得比の知識を問う問題、人権保障に関わる知識を問う問題、経常収支にまつわる問題が特徴的であった。スポーツイベントと経済の関係を扱った大問4には一見難しそうな問題も含まれるが、問われている内容が基本的であることを見極められれば難しくはなかった。

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  • 標準的だが考察・読解にやや重点

    倫理、政経ともに全体的な知識をはかる問題。内容は標準的ながら、知識に基づいた考察、読解を試す意図のみえる出題であった。

    問題量・形式は例年通り、2問を除いて単独科目からの流用問題

    問題量は、大問は倫理3、政経3の計6、設問数は倫理19、政経20の計39で例年通り。
    倫理の問題は全て単独科目からの流用で、政経に関しては2つの設問がオリジナル問題であった。
    出題形式は、昨年出題されなかった倫理の図表問題が復活したほかはほぼ昨年同様。

    難易度は昨年と同様かやや易化

    出題範囲は倫理分野・政経分野ともに幅広い分野にわたり、例年通り確かな総合力を問う内容であった。
    倫理分野からの出題は、近年頻出の思想家に関するものにほぼ限られていたため特に難問はなかったが、 知識の組み合わせ問題が昨年より1問増えたことで苦しくなった学生がいたかもしれない。
    政経分野では、正誤判定問題に易しいものが多かったため、全体としては昨年と同様かやや易化したといええる。

    知識にくわえ論理的思考力を必要とする出題

    全体的に教科書の内容を網羅していれば対応できる標準的な問題がほとんどであるが、その多くに知識だけでなく論理的思考力や読解力が求められており、 普段から知識のつめこみではなく、知識をもとに考察し自分なりに理解を深める習慣があるかどうかが得点の伸びを左右したと思われる。

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2日目
  • 新課程からのデータ分析が大問に採用されたことを始めとして新課程移行にともない出題形式、 内容ともに変化があり、この変化への対応力が得点に影響した。全体的な難易度は基本〜標準的であった。

    大問、設問ともに増加、新課程ならではの形式・内容に

    大問数は昨年より2題増の6題で、うち3題から2題を選択し5題を答える方式であった。設問数は20。
    新課程入試となったことで、数学Aで10年ぶりに選択問題が出題されたほか、新課程のデータ分析が大問として扱われた。
    第1問の2題,第2問で1題,第3問の全設問が選択肢からの解答、その他は数値を求めさせる問題であった。

    個々の問題の難易度は基本〜標準レベル

    設問数や分量は多いが、個々の問題は基本〜標準的なものがほとんどなので、 目新しい出題内容や形式に惑わされずスピーディーに問題をこなせたかどうかが得点の伸びを左右したと推測される。

    確率からの出題は無し、データ分析と平面図系にボリュームあり

    分野別では、場合の数・確率において昨年減少していた確率からの出題が今年はゼロであった。
    データ分析の大問は設問数・問題量ともに多く、図表の読解力と考察力が試された。
    平面図形を扱った第6問も分量が多いが、こちらの内容は基本的で得点を稼げる大問であった。

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  • 数学Ⅰ・Aとの同一問題が多く、難易度は例年なみ。

    確率からの出題は無し、データ分析と平面図系にボリュームあり

    大問数4は例年通りで、全体の約半数が数学Ⅰ・Aと同一の問題。
    分量はデータ分析の問題でページがかさんでいるが、全体としての量は例年通り。難易度は昨年の数学Ⅰと同程度であった。

    出題分野はまんべんなく。ひねってみえる問題も内容は基本的

    分野は数と式、図形と計量、2次関数、データの分析からまんべんなく出題された。
    教科書に掲載されている定義の正確な理解を問う問題や二次関数の基本的な計算などオーソドックスなものもあれば、 四分位数を計算して矛盾する箱ひげ図を選ぶといったユニークな問題もあった。
    また、四次方程式を扱っていながら数学Ⅰの知識で対応できる問題も出題された。

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  • 旧課程からの大きな変化はなし。分量、内容からして難易度はやや高く、問題の取捨選択能力も試された。

    第4問までは旧課程を踏襲

    大問数は昨年より1題少ない5(数学Bは3題から2題を選択)、設問数は昨年より6問増加の16。
    第4問までに関しては出題形式、出題内容ともに旧課程との変化はほとんどなかった。
    選択肢から答えを選ぶ2題の他はすべて数値を答えさせる問題であった。

    出題内容はオーソドックス

    出題内容は、3年ぶりの三角関数が復活、平面ベクトルの出題が目新しいところであったが、おおむね例年通りの対策で対応できたはずである。
    数学Ⅱでは例年の傾向通り分野融合問題が複数出題された。

    複雑な計算や考察を求められる難問あり

    分量が昨年なみのボリュームであったのに加えて、第3問の数列や第4問のベクトルなど複雑な計算や考察を求められる問題も多かったため、 時間内に全て解くには無理があったかもしれない。
    また、1つの問題に複数の分野にまたがる知識を要求されるものもあった。 総合力はもちろん、各大問の難易度をみきわめ、正答できる問題を選んでこなしていく判断力も問われた内容であった。

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  • 例年からの大きな変化はなし。難易度はやや上昇か。

    出題の順番に一部変化

    必答大問数は4(全5)。出題の順番が一部入れ替わり、2012年度までと同様の流れとなった。
    問題量は昨年と同様だが、難易度はやや上昇。第1問と第2問に数学Ⅱ・Bとの同一問題がみられた。

    第1問にクセ、10年以上ぶりの分野からの出題あり

    出題分野は三角関数、指数関数、微分・積分、図形と方程式、高次方程式。
    第1問の三角関数、指数関数が比較的難しい問題であった。
    また、2004年度の追試験以来となる平均変化率からの出題があった。

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  • 旧課程と形式は大きく変わらず。
    出題範囲は全域に及び考察問題が加えられ、全体として難易度はやや上昇した。

    出題形式は旧課程とほぼ同様、必須大問は5

    問題量は昨年の旧課程と大きくは変わらず、マーク数が1減少、必答大問数は4から5に増え、 うち1題が原子または熱を選ぶ選択問題であった(全体では大問6)。出題形式も旧課程とほぼ変わらない。

    5分野から出題、頭の切り替えと時間配分で器用さが求められた

    旧課程にくらべて計算問題が少なかった半面、 国公立大2次や私立大などに使われるような考察を必要とする応用問題があったため、 難易度は旧課程と同様かやや難化したといえる。
    出題内容は電磁気、波動、力学、熱、原子の全ての分野からバランスよく構成されていた。
    全体的に基本的〜標準的な内容ながら、時間内に多岐にわたる出題テーマに対応するのはそう易しくはなかったはずだ。

    電磁気分野で旧課程範囲外からの出題

    電磁気の分野からは、旧課程物理1では範囲外であったAダイオードの整流作用と交流電源の時間変化と消費電力、 Bサイクロトロンによる荷電粒子の加速実験について出題された。
    また力学の分野からの出題であった第4問も、正確な物理法則の理解を求める問題で得点の伸びを分けたと思われる。

    物理問題集【運動・エネルギー】
    物理問題集【熱】
    物理問題集【波】
    物理問題集【電磁気】

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  • 出題形式は旧課程と同様。出題範囲が広く、時間を要する問題が多かったため多少骨の折れる試験となったはず。 化学基礎の学習度合い、過去問演習の実施いかんでも明暗が分かれた。

    問題量、出題形式は旧課程を踏襲、約4割の問題が旧課程と重複

    問題量は、必答大問5数(全6)、設問数は28。 出題形式は旧課程の化学1と同様小問集合形式で、全体的なボリュームも同程度であった。 選択問題のどちらを選んでも計算問題は計9題、正誤問題は計11題。設問の約4割が、今年実施された旧課程化学Iと同じ問題であった。

    無機物質分野などで難易度の高い問題が散見

    出題内容は化学基礎を含む全範囲に及び、その多くが基本〜標準的なものであったが、 グラフや実験からの考察や複雑な計算が含まれ、 また細かい知識を問う問題も多かったため時間配分などを考えると難易度はやや高かったといえる。

    考察を要する問題、細かい知識を問う問題と出題意図はさまざま

    必答問題では無機物質を扱った第3問に考察を要する難易度の高い問題が複数みられた。物質の変化と平衡を扱った第2問、 合成高分子化合物を扱った第5問には面倒な計算問題が含まれた。また、過去問との類似問題が散見され、過去問演習が活きる試験であったといえる。

    化学問題集【理論化学(知識)】
    化学問題集【理論化学(計算)】
    化学問題集【無機化学】
    化学問題集【有機化学】

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  • 旧課程にくらべテーマが多岐化。大問数も増え、時間との戦いとなった。
    細かい知識を問う問題、分野複合で総合力を問う問題など、様々な意味でバランスのとれた力を試す出題意図がみられた。

    大問数、テーマ数ともに増加

    問題量は、必答大問数6(全7)、設問数28。 大問数が旧課程よりも1問増加したことにくわえ大問は各問につきA・Bの2分割式で、テーマが多岐化した。
    今年実施の旧課程生物1との共通問題が3問あった。

    様々な問題を時間内に解ききるスピーディーさと冷静さが高得点につながった

    新課程生物からの出題が多かった。
    内容は基本〜標準的だが、詳細な知識を問う問題やまぎらわしい選択肢がちりばめられ、文章量と図表の数が多かったためページ数が多く、 様々なテーマへの切りかえも必要とされたため、時間との戦いという意味も含んで難易度は高めであった。

    幅広い出題で学習範囲を問い、分野複合問題で理解の深さを問うた

    生命現象と物質、生殖と発生、生物の環境応答、生態と環境、生物の進化と系統から幅広く出題された。
    生態と環境、生物の進化と系統からの出題は先取りの内容だったため難しく感じる受験生がいたかもしれない。
    また、分野複合的な問題もあり、各分野の理論を組み合わせて解く思考力も試された。

    生物問題集【細胞】
    生物問題集【生殖と発生】
    生物問題集【遺伝】
    生物問題集【環境と動物】
    生物問題集【環境と植物】

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  • 出題形式は旧課程と変化なし。全範囲から知識、考察力をひきだす、総合的な力を問う問題構成であった。

    多くの点で旧課程地学を踏襲

    必答大問数6(全7)、設問数30。問題量、出題形式ともに、旧課程の地学1からの大きな変化はなかった。
    選択問題を含めて約半分が、今年実施された旧課程地学1と同一問題であった。約半数が、5つ以上の選択肢からの設問であった。

    バランスのよい問題構成で難易度は標準的

    出題分野は全範囲に及び、近年の旧課程からの傾向にならって図表を読み取る力を問う問題を始めとする考察問題、 知識問題がバランスよく配置された。
    煩雑な計算問題はなかったが、時間のかかる考察問題が含まれていることから時間配分はいっぱいいっぱい、 難易度は標準的であったといえる。
    語句と文の組み合わせを選択させる問題のウェイトも高く、基礎から応用まで総合的な能力が必要とされる問題構成であった。

    分野別で扱いの増減あり

    分野別では、固体地球分野からの出題が増加し、岩石・鉱物分野からの出題が減少した。火成活動と火成岩に関する大問では難問がみられた。 また地学基礎からの出題も6問あり、この範囲が重視されていることがわかった。

    地学問題集【地球の活動】
    地学問題集【岩石・鉱物】
    地学問題集【地質】
    地学問題集【海洋と気象】
    地学問題集【宇宙と天体】

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合否判定 出願する大学を決めよう

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センター試験Q&A!

  • お金さえ持って会場に辿り着くことができれば、最悪でもなんとかなります。……とはいえ、これは持っていった方がよいというものを挙げておきましょう。 □受験票
    □十分な筆記用具(鉛筆と消しゴムがあればOK)
    □時計
    □財布
    □食べ物(何を用意するか決めておく)
    □飲み物(何を用意するか決めておく)
    □ティッシュペーパー
    □ハンカチ
    □防寒具
    □上履き(必要な会場の場合)
    □雨具
    □勉強道具
    □スマホ・携帯
    □その他、常備薬など必要なもの
    受験票以外はいつも通りです。寒がりな人は膝掛けもオススメ。

  • 大丈夫です、会場で仮発行できます。試験場本部がどこかにありますので、そこで申請しましょう。
    万が一失くしてしまったら、必死になって探すよりは現地調達をあてにした方が気が楽かもしれません。
    ただ仮発行には時間がかかるので、会場には余裕を持って到着するようにしましょう。

  • 行きや昼休みの直前確認用、帰りの勉強用があると万全です。やり慣れたものがよいでしょう。
    何もすることがないと不安になってきたりする人は特に、やることを用意するのが大切です。
    が、大量に持って行っても重いだけで全てチェックできません。
    そればかりか、何をやるか迷ってしまいます。見直し用の自作ノート+2冊くらいにおさめるのがよいでしょう。

センター試験の心構え!

  • 「できるはずの問題を間違えた」なんて過去問演習のときでもあったはずで、ごく普通のことです。できるはずの問題を間違える分、今まで1回も出来なかった問題ができたり、 当てずっぽうで塗ったマークがたまたま合っていたりしますので、そう悲観的になることはありません。 もちろん、ミスを出来るだけなくすために「次の科目は見直しをちゃんとしよう」「時間配分をしっかり決めた通りにしよう」というように、気を引き締めることは大切です。前向きにいきましょう。

  • 最初の科目での失敗を引きずって後の科目も崩れてしまう、という人がいますが、1科目くらいのミスはそこまで気にしなくてよいレベルです。誰でも1科目くらい失敗します。 たまたまそれが最初の科目だったというだけで調子を崩し、他の人よりも点が伸びないということになったらつまらないですから、とにかく1科目ごとに気持ちを切り替えることが大切です。

  • 日頃の勉強で目標得点に届いていない人ほど、本番で最高得点を出そうと気負ってしまい細かいミスを気にします。単純に考えれば学力は上がってゆく方向に進みますから、本番で自己ベストが出るのは普通のことです。 「いつもどおり」で「自己ベスト」が出るのですから、むしろ気負わないように、普段通りに臨むことが重要となります。

  • 昼休みには友人と少々会話することもあるかもしれませんが、自分が難しく感じたからといって友人も難しく感じたとは限りません。 「できた」と思っている友人の答案が実際は間違いだらけ、ということはいくらでもありえます。あまり他の人の言ったことを気にしてもしょうがありませんから、 聞き流すくらいでよいでしょう。間違っても答え合わせなどはじめないよう、次の科目に集中してください。

  • 1科目だけなら別ですが、何科目も受けると誰でも試験慣れしてきます。悪い方向に気が緩んでしまう場合も少なくありません。 リラックスできるのはよいことですが、変に雰囲気慣れしてテキトーに問題を解いてしまわないよう、1科目1科目気持ちを切り替えて試験に臨みましょう。

2015年センター試験の平均点難易度足切り情報追試・2次試験の傾向・対策などを一挙掲載するセンターリサーチページです。
複習は2次試験対策としても重要です。
特に多くを間違えた大問の分野は、全体的に見直しましょう。 志望校の合否判定をするため、試験後すぐに自己採点をしましょう。合格ラインに達しているかや、 足切りラインを確認し、その結果によって出願大学を決めましょう。

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